昇るか卒業するか踏みとどまるか
大相撲春場所も、はや9日目。
今場所は大関陣に大きな変化の可能性があります。
まずは綱とり栃東。
上位との取組を残して現時点で2敗はかなりキツいですね。
しかし裏を返せば、朝青龍、白鵬との直接対決で
自力で差を縮められるということ。
この二人を倒せば横綱審議委員会の印象も
グッと良くなっていくでしょう。
大関昇進をかけた白鵬はこれ以上ない展開。
中日全勝ターンで今日も勝って白星街道まっしぐら。
琴光喜や若の里といった大関候補が何度もふいにしてきた
この数少ない貴重なチャンスに、浮き足立たずに
確実に自分の力を注ぎこめるこの強さはどこからくるのでしょうか。
彼らになくて白鵬にあるものは、一体何なのでしょうか。
そして後のない魁皇。
幾度も陥落危機を乗り越えてきたカド番の魔術師も
今日の大関対決で星を落としてしまい、またもや黒星先行。
しかも上位陣に同部屋の力士がいないので横綱三役総当り。
おそらく今後当たるのは、今日取組があった千代大海を除く
横綱大関陣プラス関脇の白鵬&琴光喜。
この顔ぶれに6戦で4勝しなければならないとは…