おめざの一曲

BOØWY『CLOUDY HEART』。


ハイ・ファイ・セット『最後の春休み』
荒井由実『卒業写真』
杏里『ボーイフレンド』
ブレッド&バター『あの頃のまま』
ユニコーン『すばらしい日々』
槇原敬之『遠く遠く』
ハイ・ファイ・セット『Good-bye school days』。


時季的に卒業ソングを並べようと思ってたんですが、
思いのほか思い浮かびません&持ってませんでした。


私の場合、『CLOUDY HEART』で思い出すのは中学時代の卒業のころ。
ちょうどBOØWYが流行ってたこともありましたし、
受験シーズンでは『MARIONETTE』がよく流れていたり
高校に入ってからも、当時出始めたカラオケボックスで皆こぞって
BOØWYを歌ってたので、あの当時の思い出が
曲に定着してる感じがするのです。


ちなみに受験時代真っ只中で聴いた『MARIONETTE』の歌詞に
「まるで受験勉強にガンジガラメになってる自分みたいやん」
といったことは当時ぜんぜん思いつかず、つい最近気づきました。
けっこう呑気な受験生でありました。


『最後の春休み』はハイ・ファイver.とユーミンver.がありますが、
最初に聴いたのがハイ・ファイのほうなので、どうしても自分にとっては
こちらがオリジナルな位置づけになってしまってます。
でも、ユーミンver.のより儚げさが際立った雰囲気も好きです。


『ボーイフレンド』は直接的な卒業ソングではありませんが、
ある意味何かから卒業していくテーマということで。
この曲が収録されている『SUMMER FAREWELLS』は
タイトル通り「別れ」がうたわれている曲が多いですが、
特にこの曲は、始まる前に終わってしまった後悔と
それを懸命に覆い隠そうとする健気さが同居した詞に
そんないじらしさを後押しするように爽やかで明るいメロディが
より一層切なさを掻き立てるのです。
学生時代、定番の一曲でした。


それからの3曲は卒業ソングというか、
卒業してから数年後の曲ですね。
『すばらしい日々』は大学を卒業してからしばらく経って
予備校時代の友人らと遊んだときに、その中のひとりがカラオケで歌った曲。
狙いすましたかのような歌詞でした。
マッキーの『遠く遠く』は最近、新ヴァージョンがCMで流れてますね。
オリジナルが出てから、およそ14年。
感じられ方が全然違います。じわりと沁みるといいますか。


『Good-bye school days』は大勢で賑やかに別れを惜しむというより
皆と別れた帰り道にひとりしみじみと感傷に浸りたいときに聴きたい曲ですね。
もしくは、催されていた卒業式を道すがら目にとめて、
遠くなった自分の記憶にふと思いを馳せたときなどに。