浮世の月にかかる雲なし

私にとってのWBCは、準決勝で
韓国に雪辱を果たした時点で既に「勝ち」でした。


昼に点けたTVに映ったのは、
8回裏1点差に詰め寄られたピンチに登板し
後続をピシャッと抑えた大塚の姿でした。


ベンチに戻った大塚のその澄んだ顔。
ひとつ仕事をやり遂げた満足感と、それに慢心せず
真摯に次を見据えた責任感と。


力みをいささかも感じさせない、清々とした凛とした表情でした。
9回表の4得点を引き出すプッシュバントを決めた
西岡も同じ顔をしていました。


大仕事を成し遂げたことと同じくらい、
あんな表情ができるということを非常にうらやましく感じました。


王ジャパン、優勝おめでとうございます。