雑感あれこれ
・郷田マモラ『モリのアサガオ』連載終了。
大き過ぎる不条理、それに人生を翻弄されたひとりの男。
最後は静かにすべてを受け入れ、従容と死に赴いた彼。
・その瞬時の感情の流れと、それによってもたらされた結果の深刻さと、
そのために受けなければいけない報いの大きさと、
そもそも何故こんなことが起こってしまったのかという
事の始まりの理不尽さと。
・それでも彼は「必然の報い」として執行を受けました。
作中で人間として大いに感情を動かし、主人公である刑務官と
深く気持ちを通わせた彼も、最後は白い布にくるまれた
小さな箱の中に納まってしまいました。
・『死刑』とは何をもたらすのか、あるべきなのか、あってはならないのか。
その答えは判りません。判ってよいのかも判りません。
ただ、そのあまりに大き過ぎる問いの前に立ち尽くすのみです。
・ヤングキングアワーズプラスも本日購入。
きづきあきら+サトウナンキ『いちごの学校』のヘビーな読み応えに打ちのめされる。
こういう重量級なボディブローを二連発で貰うのは流石にキツいです…。