メール・セメントマッチ
ここ半月ほど、毎日とても楽しみにしているのが
ほぼ日刊イトイ新聞内のコンテンツ、
「『明日の記憶』とつきあう。」です。
映画『明日の記憶』をつくった3人の人物との
言葉のやりとりを通じて、この映画をより立体的に捉える
きっかけをつくろうとしている(と私は思っている)企画で、
特に渡辺謙と糸井重里のメールのやりとりがとても面白いのです。
なんというか、真剣勝負。
渡辺謙がものすごい剛速球でフォークを放り込んだら
糸井重里が難しいワンバウンドを
体を張ったキャッチングで見事に捕らえる、みたいな。
投げも投げたり捕りも捕ったりという
白熱した高度な応酬に
ただポカンと口を開けて眺めるのみです。
いったいどれだけものに触れて考えて
じぶんなりの答えを固めたら、この域に達するのかと。