今月のコミックビーム2

もうひとつ「それぞれ」を強く感じたのが、森薫『エマ』


ジョーンズ家とキャンベル家の決定的な決裂により、
はっきりとした選択を求められる面々。


ジョーンズ家から距離を置く者。
それでも、これまで通りの付き合いを保つ者。
抗わない者。それに付いていく者。
そして未来を見据える者。


ジョーンズ父の振る舞いに「大人」を感じました。
ジョーンズ家のひとびと(特にコリン)やロバート、アニー、
そしてエレノアには「覚悟」を感じました。
「これから」や「未来」といった
前向きな印象を強く受けた最終回イブでした。


それにしても、売り上げに多大な貢献を果たしているであろう
『エマ』をあえてスパッと終了させる潔さ。見事です。