大団円

終わりましたね、ギャンブルレーサー。


26歳だった作者が45歳に。
29だった関も50手前なんですから。
長いもんです18年。


同姓同名の競輪選手がいて、
「作者は現役の選手」なんてウワサもありましたっけ。
だから隔週連載なのか、と納得してましたよ、当時。


関が、まだS級上位でバリバリやってる頃、
味のある選手がいっぱい出てましたね。
中野浩一に『鬼脚』井上茂徳。
健治・国男の山口兄弟に『日本一弱い逃げ屋』こと鶴岡篤人。
そして、関との掛け合いが抜群に面白かった吉井秀仁。
みんな、現役を離れてしまいました。


このマンガの影響で生の競輪も観に行きました。
忘れもしないKEIRINグランプリ’90。
前年中止の影響もあってか、とんでもない満員っぷりでした。
客席からも「本当に特別なレースなんだな」と
肌で感じる最高峰の一戦。
優坊や金梨が圧倒されるのもムリないです。


1ヶ月分のバイト代はたいて
競走用レーサーを買ったこともありました。
全てNJS規格を通ったパーツで組んだ自転車。
そのままプロの競輪競走に出られるモデルです。
一緒に買ったローラー台(折りたたみ式のチャチいやつです)の上で、
下に汗の水たまりができて排水溝に伝って流れるほど
毎日ギュンギュン乗ってたら
みるみる体重が落ちていきました。
特に太っていたわけでもないのに。


吉田のトッツァン、出ましたねえ。
やっぱり関とトッツァンは黄金コンビです。
できれば金尾も出てほしかったんですが。
でも、別の世界でしっかりやってくれてるようで何よりです。


最後もやっぱりステキなバ声を浴びて走る関。
いい締めでした。