鯉の恩返し

ジョギング雑誌『ランナーズ』を立ち読みしていたら
順天堂大学講師 鯉川なつえ」の文字が目に留まりました。


どっかで聞いた名前だなーとネットで検索してみて思い出しました。
筑紫女学園鯉川だ!」


全国大会女子5000m優勝や全国高校女子駅伝で2年連続区間賞を叩き出すなど
当時の高校陸上界のスーパースターにして、名門筑紫女学園のエース。


ちなみに同じ時代に私も同じ世界の端くれにいたんですが、
渡辺康幸や武井隆次、櫛部静二、花田勝彦の後の早稲田三羽ガラスと同様に
月刊陸上競技』や『陸上競技マガジン』などの専門誌で
「すげーなー」とか思いながら記事を眺める雲の上の存在でした。


その後順天堂大学に進み、インカレや国際駅伝などで順調に結果を残し
社会人に上がってさあいよいよマラソンだ、というところで
名前があまり聞かれないようになっていきました。


本人の公式サイトによると、三田工業を退社後、母校に戻って
女子部のコーチや学部の助手を経て大学院へ進学、修了し
現在は女子部の監督も務めているとのこと。


このひとも指導者の道を歩いてるんですねえ…。
同世代だけになんだか感慨深いです。