離れ業

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2929.html



素晴らしいです。


竹熊健太郎さんのサイズが合わなくてレスリングタイツにしか見えない
スクール水着もさることながら、微妙な位置をカバーする
スピリッツ創刊時の編集長、白井勝也氏の写真もまた趣があります。


そういえば私がスピリッツを読み始めた頃によく誌面に載っていた、
背中に絵の入った職業にしか見えない氏の底知れない迫力を伴った笑顔(?)と、
横のフキダシに収められたセリフ


「○○○好きけ?」


は一種異様で忘れられないインパクトを持っていました。
どんな編集長やねんと。


その白井氏も今やちょっとやそっとじゃ入れない憧れの一流企業、
小学館の筆頭専務。
そんなVIPを構わず要修正箇所にあてがってしまった
祖父江慎さんはさすがダ・ヴィンチで特集を組まれるデザイナー。容赦ありません。


来年、ご子息が高校受験という難しい時期に敢えてメイド服に挑んだ相原コージさん。
フリルスカートをヒゲ面で押し通すその豪腕さに加えて
今回のIKKIに掲載した作品に驚きました。


よくぞここまで。
まんがタイムきららとかに載ってても殆ど違和感ないですよ。


何かを振り切ったように一点の曇りもない表情を浮かべた二人の足元には
このコスプレでの『ちんぴょろすぽーん』まで。


そこにはオヤジの照れも悲壮感もありません。
未知なる文化に体当たりで挑んだ男たちの爽やかな笑顔があるのみです。



そんな勇者二人に敬礼。