志村貴子『あたいの夏休み』

コミックハイ!7月号ゲスト。このために久々にコミハイ買いました。


銭湯と少女にまつわる物語。そういえばどこかの単行本の巻末で
これから描きたいまんがのテーマとして
魔法少女と銭湯(もうひとつは失念)を挙げていましたが
前者は先日のアワーズプラスで、そして後者のお話を
今回のコミハイで世に出したことになりますね。すごい仕事ぶりです。


夏の銭湯の清廉な雰囲気と志村貴子の画風がすごくマッチしています。
入浴料金の大人の欄に「3」と書かれた小さな紙が貼ってある
芸の細かさもまた良きかな。


話の締め方もこのひとらしい柔らかさ。
志村作品の持つ軽やかな心地よさを
そのまま最後まですーっと味わえた作品でした。