文章書きのデコちゃん

高峰秀子の本をちょこちょこ読み進めています。


チャキチャキでべらんめえだけど、品があってシャンとしている
高峰さんの文章は、海千山千の板前や女中さんたちをテキパキと指揮し、
一転して座敷ではやんわりと上品且つ、そつの無い身さばきでお客をもてなす
一流料亭の女将さんのようです。


『にんげん蚤の市』の中で、宅配便のアニさんとの
ちょっとした交流を描いた『小さな棘』での高峰さんの心遣いに
「粋だねぇっ」と思わず膝をポンッと打ちたくなりました。


私もあんなカッコいい気働きのできる大人になりたいものです。