悲しいお金の稼ぎ方

会社の仕事に惚れて、業績を認めて、
将来性を信じて、方向性に共感して、
この会社なら力を貸したいとお金を出す。
「株主」に私はそんなイメージを持っていました。
書いてて青っちょろいなと自分でも思いますが。


勝っている人間のポケットにお金を滑り込ませて
適当に増えたら返してもらって後は知らないよ、というのも
なんだか悲しいお金の稼ぎ方なような気もします。
まるでバブル崩壊後の銀行のような。


ホリエモンを最も支持していた人たちが
潮の引くように彼から離れていき、
彼の拠りどころだった株の値段は
見るも無残なものに成り果てました。


といっても、彼らを責める気にもあまりなれません。
彼らの多くはそのお金を失ったら
人生設計が大きく変わってしまうかもしれない
私たちレベルの一般庶民の人たちでしょうから。


今の株投資は
「見込みある会社にお金を出して
いい仕事させて好業績高給料いい配当で皆幸せ」
ってよりも
「いかに他人に損を押し付けて自分が得するか」の
壮大な人数でやるババヌキみたいな感じがします。


株って、何なんでしょうね。